リトゥ　（制作中）

Kehtaa Hai Dil Baar Baar

リトゥ ナマステインディア２００７で、１枚１０００円で買った2002年の映画ＤＶＤ。台風で外に出られない週末にようやく。香を焚きながら・・・。

原題のKehtaa Hai Dil Baar Baarは「心が何度も言っている」という意味だそうな。（そういや、Dilは「Dil Se...」も「心から」だったな。）

１２２分、舞台はアメリカ・・・ってことで、いつも見るインド映画と見かけは違うけど、男の子が女の子が恋に落ち、身分が違ってて、親が許さなくて、そして・・・。間違いなくインド映画。

【お話は・・・】

ロジャー・パテル（Paresh Rawal）は、インド・グジャラート州からアメリカに渡り、掃除人、ウェイターからのし上がり、今ではホテルチェーンのオーナーにまでなった、立志伝中の人。
彼には２人の美しい娘がいた。冨と名声を手に入れた彼の望みは、娘達を立派な結婚相手を見つけることである。

上の娘は、立派な、即ち、同じパテルの姓を持ち(Patel)、立派な仕事を持ち(Professional)、そして財産家(Property）である男性と、めでたく結婚の運びとなる。

一方、ニューヨークで小児科医をしている下の娘リトゥ(Kim Sharma)は、ある日、インド料理の出前を頼み、クルマ一つで移動販売をしているインド人の青年サンダル・カプール(Jimmy Shergill)に出逢う。サンダルは、医師を目指していたが、医食同源、食から人を健康にしようと料理人に天候、客の気分に合わせた料理を届けていた。
迷惑電話にカッカしているリトゥを、サンダルは「カッカしてるんなら、そう言ってくれれば、ぴったりの食事を持ってきたのに。」とからかうが、実は一目惚れ、「お姫様」とつぶやく。リトゥの方はサンダルのことはイヤな男としか思わない。

数日後、サンダルはお釣りを返しにリトゥのアパートを訪ねる。中に入れず非常ハシゴを昇ってきた彼に、リトゥは呆れ顔。
病院の同僚から冷やかされて、サンダルを懲らしめようと、ウソの住所で出前を注文する。ところが、そのウソの場所は怪しげな通りで、サンダルは不良達に囲まれる。間一髪、警察がきて助かるが・・・。

自分のいたずらを反省するうち、サンダルのことが忘れられなくなってきたリトゥは、もう一度注文を頼む。
サンダルはリトゥへの配達を友人の息子デニーに頼む。実は、サンダルの親友であったデニーの父は亡くなり、このままではアメリカにいられなくなる彼の妻（デニーの母）にグリーンカードを取得させるために、サンダルは偽装結婚しているのだ。
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配達の途中で、デニーはクルマにはねられる。病院に駆けつけたサンダル。リトゥはその姿を見て、サンダルをデニーの父親と勘違いし、冷たい言葉をなげかけるが、その後、誤解がとけ、もう一度リトゥに注文の電話。
「どんな気分なの。」「ロマンチックな気分。」「それなら、僕だな。」「今日はちゃんとドアから入ってきてね。」

アパートに来たサンダルは、テーブルの花やカードから、今日がリトゥの誕生日であることを知ると、逆に自分達の家に呼び出し、デニーや近所の子供達と一緒に誕生日を祝ってあげる。
帰り道、サンダルに自分の気持ちを伝えるリトゥ。二階建てバスの上でのダンスが始まる（笑）。

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【見どころ】

●　主演の２人が、美男美女。それだけでも、一見の価値あり。それ以上に、頑固オヤジが面白い。

●　短めなので、インド映画の入門にはいいかもしれない。
（07.10.27　自宅にて（ＤＶＤ購入））