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ＩＯＨプロデュース公演。角松敏生さんの初の舞台主演とあって、チケット争奪戦は熾烈。 それをくぐり抜けてきたＨＰ読者の方々１１名との観劇ツアーとなりました。 個人的には東京転勤を言い渡された翌日の日帰り観劇でして、何ともバタバタ、感想を書くのも２週間目ということで、チト反省であります。 作・演出林 邦應音楽・映像角松敏生出演
あらすじ２００３年７月某日、保守系代議士・坂口孝介は、日比谷野音にいた。坂口は、いろんな意味で先進的な政治家であった。４２歳で政務次官になるために、敵を作り仲間をけ落とさないといけなかった。そして今日の集会の後、若手議員たちによる新党設立を計画していた。 幼なじみでもある秘書・国本と、これからステージで話す"会見内容"を再度確認している。彼らは、ある策略に巻き込まれていた。知らぬ間に、決起集会の後には記者会見の席が設けられている。ある収賄疑惑の責任を全て負い、その釈明のため…。夕立が近づき、遠くに稲妻が走る。 もし自分が生き残るため本当のことを言ったら、社会を揺るがすことになる、そう彼は"身代わりに逮捕"されるため、この場にいることなる。 一人の少女が、控え室を訪ねてくる、２５年まえにつき合っていた女性の娘である。そして一本のテープを手渡す。それはかつて彼が音楽に全てをかけていた頃の、デモテープであった。大きな衝撃を受ける坂口、ただ純粋に生きた時代を忘れていた…。語り始める坂口…そこに閃光が走り…。 坂口と国本が目を覚ました、そこには、２５年前の風景が。春に亡くなったはずの、若き父と母、そしてかつて恋人・宮本真紀、そして昔のバンド仲間…。人生の岐路となった、１９７９年の夏のある日が、今、目の前にもう一度現れたのだ。坂口は、いつの間にか忘れていた、音楽への想い、父と母との時間、恋人と交わした約束を体験することになる。 それはまさに奇跡の時間であった。そして彼はある選択をするのだった…。 感想ストーリーの感想を書くべきか、役者の感想を書くべきか、少々迷うところではある。前半、つまり現代のパートは、ドタバタしてて、ちょっと入り込めない感じがある。これは残念ながら、政治家なり、その周りをデフォルメし過ぎているからかも知れない。 一転して、雷に打たれて、２５年前にタイムスリップしてからは、家族シリーズのようになっていく。状況が呑み込めない二人。 ２５年前の自分に自分を殺させる。タイムスリップもののお約束では、過去の自分とつながりを持ってはいけないはずであるが、どうも、それでいいらしい・・・。 公演スケジュール●期間 ２００３年７月９日（水）〜１５日（火）
●前売り開始 ６月２２日予定 劇場下北沢・本多劇場料金前売り７，０００円 当日７，５００円（全席指定） |
