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出張先の宮崎での献血です。 当時、まちづくりの仕事をしていたぴなは、部下（当時２０代の後半、身長、体重ともにぴなよりも一回りでかい） と一緒に宮崎の現場に行きました。その現場には総合公園があり、折しもフラワーショウをやっていました。 特に花に興味もなかったのですが、せっかくだからと覗いてみると・・・。そう、 例の薄緑色のバスが停まっているではないですか。このように人が集まるところには来ているのですね。 丁度、昼食をとった後だったし、腹ごなしに献血でもするかと思い「ちょっと、１０分ほど抜けてくるわ。」 と部下に告げた。 「どちらへ？」 「いや、献血しようかと思って。」 「献血ですかぁ、自分はやったことがないです。」 「ふーん、血なんか余ってそうなのにねぇ。」 「じゃあ、やってみようかなぁ。」 「無理しないほうがいいよ。」 「一度、やってみたかったんですよ。」 てな会話があり、彼は「はじめての献血」に挑戦することになりました。 幸い空いていたので、すぐに採血は始まり、小生は４００ｍｌ。ものの５分くらいで採り終わり、 諸手続を含めても予想通り１０分くらいで献血会場（実際にはバスではなく、テントで受け付けた後、 プレハブの建物の中で採血。、バスは器具、看護婦さん等を運んできただけのようでした）を後にしたのでした。 ところが、待てど、暮らせど部下が出てこない。確か、初めてなので２００ｍｌにしたのだが・・・ 余りにも時間がかかりすぎている。で、小生、会場に戻ったところ、彼が真っ白な顔をして、 足を高くして横たわっているではないか・・・。そう、脳貧血を起こしたのです。 看護婦さんに伺うと、途中でおかしくなってきたので、採血も中止したとか。多分、精神的なものでしょう。 自分の血が大量に出ていくのを目の当たりにしてイっちゃったんではないかと・・・。 「大丈夫かい。」 「ええ。」 なんていう間抜けな会話をしながら、彼の回復を待ちました。 「さっき出したヤツ、輸血して貰った方がいいぞ。」 なんて冗談に力無く笑う彼。結局１５分ほど横になり、元気になったので、その後の仕事には支障はありませんでしたが、 びっくりしました。ここで教訓。「出張先では『初めての献血』をしてはいけない。」 おいらの献血手帳には「MIYAZAKI FLOWER SHOW」なるスタンプが押されましたとさ。 |
